クレジットカード会社

クレジットカードは、カードを発行する企業の業種により、信販系カード・流通系カード・銀行系カード・消費者金融系カードなど大まかに分類されるが、近年激しく吸収合併等が繰り返され分類する事が困難になっています。

信販系カード会社は、もともと家電製品や自動車などの高額商品を分割で購入するための割賦購入あっせん業務を主体として来た会社のクレジットカードを言いますが、信販系カード会社のセントラルファイナンスも2009年4月にオーエムシーカード、クオークの3社合併によりセディナとなり流通系カード色が強くなりました。(とはいえオーエムシーカード(元はダイエーグループ)は三井住友フィナンシャルグループ傘下です。)現在の所、オリエントコーポレーションやジャックスが信販系カードといえるでしょう。

流通系カード会社は、セディナ、クレディセゾン、イオンクレジットなどですが、最大手のクレディセゾンは2005年にみずほフィナンシャルグループとの提携しユーシーカードの会員事業を取り込み、セゾンブランドに加えてUCブランドのカード発行も行うようになりました。先ほど書いたようにセディナもオーエムシーカード・セントラルファイナンス・クオークと合併しています。

銀行系カード会社は吸収・合併を繰り返し、現在のUFJニコス株式会社の場合では、2002年に株式会社ミリオンカード・サービスと株式会社フィナンシャルワンカードが合併し、株式会社UFJカードが誕生して以来、2005年に日本信販株式会社との合併で三菱UFJニコス株式会社となりその後も、2006年に協同クレジットサービス株式会社と合併、2007年に株式会社ディーシーカードと合併し2008年では会員数は2500万を超すカード会社となっています。代表的な銀行系カードはJCB、三井住友カード、DCカード、UCカードといえるでしょう。

メーカー系カード会社は、JALカード、ソニーファイナンス、トヨタファイナンスなどがあります。

今となっては分類には無理があるようです。カード会社が発行するカードブランドの原点がどの業種であるかでカードごとに分類するのが好ましいのではないでしょうか。

また、クレジットカードと大別(*1)されますが、
消費者金融系カード会社は、貸金専門とする会社で武富士、プロミス、アコムなどがありますがプロミスやアコムなどは銀行などとの提携で分類が困難となっています。

*1 クレジットカード会社は、商品の販売に伴って支払いを延べ払いにするのに対し、消費者金融は、お金そのものを融通するのが大きな違いですが、クレジットカードでもキャッシングが出来、消費者金融会社カードでも国際ブランドが付加されショッピングが出来るなどカード利用者としての使い勝手はあまり変わらなくなっている。

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