2.引き直し計算を行う

2.引き直し計算を行う
 取引履歴に書かれている利息を見て利息制限法に基づく上限金利(グレーゾーン金利)を超す利用の有無を確認する。
 グレーゾーン金利で借りていた期間があれば、過払い金の返還とまでは行かなくとも残高が残っている場合には減額の対象にはなりますので引き直し計算を行う価値は十分にあると思います。
 その金額を知るには引き直し計算が必要になりますが利息引き直し計算ソフトを利用するとよいでしょう。高額なソフトもありますが出来るだけ安いソフトをお勧めします。(5000円以下で優秀なソフトが購入できます。また、無料の引き直し計算エクセルも入手可能です。NPO法人大地の会参照
 取引期間が10年以上もあればほとんどは現在の借入が限度額一杯まであったとしてもそれ以上の過払い発生しており借入額がゼロ円になる上に過払い金の戻しが発生します。
 たとえ借入期間が短い場合でも利息制限法を以上の金利で借入をしていたならば借入残金の減額が可能です。 ただし極端に借入期間が短い場合では、利息引き直しソフトの購入額以下になってしまいますので注意してください。
 また、引き直し計算の結果が正しいのか否かはおそらく分からないと思いますが、カード会社があらためて正確に計算をしてくれますのでここでは、カード会社へ過払い返還請求の手続き上の形式的な資料だと思って大丈夫です。

<ポイント!>
・取引履歴を見て上限金利以上の利用がなければ減額も過払いありません。あきらめましょう。
・引き直し計算書は、間違っていても大丈夫です。とくに取引が継続中では、引き直し計算は完結しません。
・過払いが発生していない場合に、払い過ぎている利息分を元金の減額にそのまま当ててもらえるとよいのですが、残念な事にたいていのカード会社や消費者金融会社は、「残高」から「払い過ぎている利息分」を引いた残りの「金額」を一旦支払う必要があります。信用情報に傷を付けないで「払い過ぎた利息」を取り返すにはその「金額」を用意する必要があります。

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